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【蔵本達也のドイツ社会人留学リポート】Vol.12 ドイツのオステオパシー

 スタッフブログ

2023/09/27

 8/30ドイツはもう夏が終わったように感じます。今週の平均気温は20°C前後で、朝、夜は10°C前後とかなり冷え込みます。去年は暑く晴れた日が続きましたが、今年は雨が多く、暑い日も短かったように感じます。夏場はとても過ごしやすい気候ですので、ドイツ旅行を考えている人は、夏に来ることをおすすめします。もちろん12月のクリスマスシーズンも良いとは思いますが、夏か冬のどちらかのシーズンを狙って来るのがいいと思います。
 最近は道を訪ねられることが多く、それも苦ではなくなってきました。最初の頃は何を言ってるのか全く分からず、答えられない自分がいて、話しかけられるだけで、とてもストレスを感じていました。ただ、まだまだ何を言ってるのか分からない時もありますが…笑
分からなかったら、Ich verstehe nicht.(理解することができません)とかKönnten Sie mir bitte langsam sprechen?(ゆっくり話してくれませんか?)とかWas bedeutet 〜?(〜はどういう意味ですか)とか話をして対応しています。理解しようと頑張ってると、ドイツ人も凄く丁寧に対応してくれる人もいます。要は時間をかけても良いということです!わかったフリをしていると、めちゃくちゃ速く話してくるので、わかったフリはやめた方がいいです。笑
 
 さて、今回はフランクフルトに向かっています。なぜなら、オステオパシーの師匠がドイツでできたからです!オステオパシーについて色々と調べていたら、フランクフルトでオステオパシーの治療院をしている、石川先生を知りました。直接メールを送り、会うことができたため、失礼ながら直接ご指導していただけないかと頼むと、石川先生は二言返事で引き受けて下さいました。 石川先生は日本で指圧、按摩、マッサージの資格を持たれており、ドイツでは、理学療法士、リンパドレナージュ、オステオパシー、スポーツフィジカルセラピストの資格を持たれています。元ドイツスキーオリンピックナショナルチーム専属治療師としても活躍されていた実績を持つ、まさにレジェンドです。 日本の広島にも1人尊敬するオステオパシーのプロフェッショナルの人がいます。その方にも日本にいた時に色々とオステオパシーについて教えていただいていました。 私は元々、日本オステオパシープロフェッショナル協会でセミナーを受けていましたので、その技術を高めるために、1か月または2ヶ月に1回フランクフルトに行き、ご指導していただいています。

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 オステオパシーを簡単に説明すると、筋膜・骨・関節・頭蓋・臓器・リンパ・血管など、あらゆる器官に対する技術を持ち合わせ、さらには人を身体・心・精神の3つから成る統一体として捉え、全身を評価し、手技により治療を行う療法のことで、自然治癒力を充分に活かして、身体が 本来持っている機能性を取り戻し、健康に導く医学です。今回ご指導していただけるのが2回目で、前回は仙骨の評価と治療を中心に1時間30分ご指導していただきました。今回は前回の復習と内臓治療、アライメント不良に対するエクササイズについて学びを深めました。被験者の方にも協力してもらい、有意義な時間を過ごすことができました。仙骨の評価・治療はPRI((Postural Restroration Institute)非対称になっている身体を呼吸のエクササイズを通して非対称の身体の改善、身体機能を統合していこうという治療アプローチのこと)基づく考え方を取り入れていました。石川先生の評価・治療方針の流れももちろん素晴らしいですが、触診技術や患者様に説明する話し方は超一級品で、いつも感銘を受けます。 今回の内臓治療に関しても、今まで日本で学んでいた内容もありましたが、新たな発見もたくさんありました。何回も繰り返し学ぶことで精度を高めていきたいと思います。
 今回は主に肝臓や腸の評価・触診・治療を学びました。日本の師匠から学んでいたことが、現在活きているので大変嬉しく思います。次回は頭蓋・仙骨療法について学ぶ予定です。限られた少ない時間ですが、いつもレベルアップして帰ることができるので、この日をいつも楽しみにしています。お忙しい中、ご指導してくださる石川先生、被験者としてご協力してくださる方には感謝の気持ちでいっぱいです。 改めて周りの方の支えや助けがあり、今の自分があると思います。ドイツに来ても学ぶ精神を忘れず、ポジティブな考えで、周りの方に対し感謝の気持ちを持ち続け、前に進んで頑張りたいと思います。

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