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地球上で人が安全に活動するためには、ルールがある!?

2016/05/07



 4月24日(日)、リハトレーニング部門の社内アカデミーである、TPMSトレーナーコースが開催され、午前中はリハトレーニング部門・教育班の石川雄也による「スパインダイナミクス療法から考える投球障害」というテーマで研修が始まりました。

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突然ですが、人が地球上で動くためにはいくつかのルールが存在するのは知っていますか??


 その一つが、ニュートンの運動の第3法則と呼ばれる、作用・反作用の法則になります。
学校の授業で聞き覚えのある方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか?

歩く事を例に挙げて簡単に説明すると、地面を蹴ったりする力と、地面から体に跳ね返る力(反発力)は強さが等しくなる、という法則です。地面に「作用する力」と地面から体に「反作用する力」の強さは「等しい」ということですね。

これを治療の原理・原則に応用していくと、まずトレーニングをして筋肉量が増えるとします。これによって自分の体から発することができるパワーは増加しますよね。ただし、出す力が増えるということは、自分に跳ね返ってくる力も平等に大きくなるということです。

この時、跳ね返ってくる力(反作用力)はそのまま自分の体にとっては負荷になるわけですから、私達の体にはこの「跳ね返ってくる力」を吸収し打ち消す機能が必要になります。

この機能が、身体の柔軟性や歪みの少ない関節です。

要するに、身体が硬かったり、関節の歪みや筋肉のアンバランスがあると、跳ね返ってきた力が吸収できずに、自分の体の中でその力が暴発してしまい、様々な部位に痛みや機能障害として症状が現れてくるということです。

ボールを投げる時に肩や肘が痛いという方も同様で、投げるために体から出す力と、ボールから上半身へ跳ね返る力や地面から下半身へ向けて跳ね返る力が、上手に吸収できているかどうかが重要だということです。

つまり、痛みや不調が続いている方は、まずはこの自分自身に跳ね返ってくる力を十分に吸収できるだけの柔軟性が備わっているのかどうかを評価していく必要があるということになります。

筋力トレーニングをしているのに、痛みや不調が変わらない場合は、一度自身の筋力と柔軟性のバランスを確認してもらってみると良いかもしれません。

気になる方がおられましたら、お気軽に飛翔会リハビリスタッフへお尋ね下さい。

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