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ストレングス&コンディショニングコラム

第二期 vol.7「TRXによるトレーニング」

2012/07/07

TRX




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身体の重さを感じ

プレーに生かすために大切なこと

 

 “競技をする上で最も重要なことは?”という問いがあったとする。技術はもちろんのこと、体力やその競技を深く理解しておくことも必要だろう。トレーニングの見地から言えば、自体重を扱うことも大きなポイントの1つだ。難しい表現のように聞こえるかもしれないが、「いかに自分の身体を上手く使えるかが大事」と高橋大輔トレーナーは説明する。例えば球技ならば、いかに手足でボールやその他の用具を上手く扱うことができるかが勝敗を分ける。これまでも本稿で紹介してきたように、筋肉を肥大させるだけならば器具を使い重りを挙げることが最も有効だ。しかし競技者として必要なパワーを付けるのであれば、その競技の動きに順化した筋肉を付けなければならない。

 

 高橋トレーナーはトレーニング指導を行う際、受講生を仰向けで大の字にし、両手両脚をゆっくりと身体の方に縮めるトレーニングを行う。これは腹筋を鍛えるために有効なトレーニングだが、両手両脚の重さを感じる良い機会ともなる。「自分の手足を動かすというのは大変なこと。それを理解してもらいたい」。自体重を扱うことは競技をする上で大前提なのだ。

 

 ケアウイング曙に新たにTRXというトレーニングマシンが加わった。アメリカ海軍特殊部隊が考案したこの器具は、現在当地を中心に広がりを見せており今回西日本のトレーニング施設では初めて導入された。写真を見ていただければ一目瞭然ではあるが、TRXは頭上に取り付けられた梯子を4本の太い柱が支えているだけというシンプルな作り。雲梯のようにぶら下がりトレーニングを行うだけではなく、リップトレーニングやプッシュアップ、加速練習など様々なトレーニングの動きを取り入れた中で行うことができる。また、筋力を鍛えるだけではなく、ストレッチにも効果を発揮するのがこのマシンの優れた点だ。以上のように筋力、可動性、身体のバランス、柔軟性の向上など多くの効果が期待できるTRX。先程の繰り返しになるが、トレーニング機器としてシンプルな作りがそれらを可能にしているのだ。

 

 「一番はアスリートのサポートですが、高齢者の転倒予防にも最適な器具ですね」と高橋トレーナーは話す。身体のコアである幹を鍛え、枝葉となる手足の動きをスムーズにする。人間を人間らしい身体にし、日常生活を支える。その点においては競技者も高齢者も違いはないのだ。

 







ストレングスコンディショニングコラムは元男子バレーボール日本代表フィジカルコーチ 大石 博暁を始めとした、
飛翔会グループの経験豊富なスタッフが、
トレーニングについて分りやすく解説します。

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