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【蔵本達也のドイツ社会人留学リポート】Vol.40 年末の一時帰国とブリュッセル大会で感じた現場のつながり

2026/01/22


皆さんこんにちは。年末年始は日本に一時帰国していました。ドイツでの生活が長くなる中で、日本に帰る時間は自分にとって大切なリセットの時間になっています。今回は久しぶりに家族に会うことができ、特別なことをしたわけではありませんが、一緒にご飯を食べ、何気ない会話をするだけでも、その時間がとてもありがたく感じました。海外で生活しているからこそ、日本での「当たり前」の日常がどれだけ貴重なものなのかを改めて実感します。

 友達とも会うことができ、昔の話から今の仕事の話まで、さまざまな話をしました。海外での活動について興味を持って聞いてくれる人もいれば、日本で頑張っている話を聞かせてくれる友達もいて、自分の立ち位置を客観的に見つめ直す良い時間になりました。また、元同僚と話す機会もあり、現場で一緒に働いていた頃の話や、今それぞれが置かれている環境について話す中で、当時は見えなかった視点に気づかされることも多く、今だからこそできる会話だったと感じています。

 滞在中には寛田先生ともお話しすることができ、身体の見方や現場で大切にしている考え方など、短い時間ながらも多くの学びを得ることができました。やはり直接会って話すことで、自分の中に残るものは大きく、改めて刺激を受けた時間でした。日本の文化や食事の素晴らしさも改めて感じ、食事の美味しさや季節感、サービスの丁寧さなど、日本ならではの良さを再確認する一方で、ヨーロッパの生活に慣れているせいか、もう少しフレンドリーでもいいのかなと感じる場面もあり、その違いも含めて面白いと感じました。良い悪いではなく、環境の違いを知ることができた帰国だったと思います。

 日本でしっかりリフレッシュした後は、ベルギーのブリュッセルで開催された冬のEURO J jr.CUP 2026に参加しました。今回はブリュッセルU12のコーチと大会全体の理学療法士という二つの役割での参加となりました。この大会は、ヨーロッパに住むダブル(※)の子どもたちや日本人の子どもたちがメインとなっており、フランスのパリ、イギリス、ベルギー、ドイツからチームが集まり、普段は別々の国で生活している子どもたちがサッカーを通して交流できる貴重な場だと感じました。
(※ダブル:国際児、例)父親が日本人、母親がドイツ人との間に生まれた子とも)

 大会はU8、U10、U12、中学生部のカテゴリーに分かれて行われ、私はブリュッセルU12を担当しました。結果は8チーム中3位で大会を終え、優勝には届かなかったものの、試合を重ねるごとに選手たちの成長を感じることができ、最後まで本当によく頑張ってくれたと思います。

 大会期間中には、前回の選抜メンバーで一緒だった選手の保護者の方々から声をかけていただくことが多くありました。怪我をする前の予防として体幹トレーニングに取り組んでいることや、食事の大切さを意識するようになったこと、日頃のケアを継続していることなどを聞かせてもらい、これまでの関わりが少しずつ形になっていることを実感しました。また、「前回のテーピングやケア、ありがとうございました」「おかげで痛みなくサッカーができています」といった言葉をいただくこともあり、自分の関わりが選手の安心やプレーの継続につながっていると感じられたことは、理学療法士として本当に嬉しい出来事でした。

 大会を通して大きな怪我人が出なかったことは、とても良かった点でしたが、試合中や試合後に足部のトラブルがあり、捻挫に対してテーピング対応を行う場面は何度かありました。早めに対応することで症状が悪化することなく大会を終えられたことは、理学療法士としても安心できる部分であり、コーチとして試合を見ながら同時に選手の状態を把握し、無理をさせない判断をすること、そして子ども本人に分かりやすく説明して不安を減らすことの大切さを改めて感じました。

 会場には多くの子どもたちや保護者、スタッフが集まり、サッカーに対する熱量を強く感じました。国や生活環境が違っても、サッカーを楽しみたい、上手くなりたいという気持ちは共通しており、その空気感に触れることができたことは、自分にとって大きな刺激になりました。日本で心身ともにリフレッシュし、その後すぐにヨーロッパの現場に戻るという流れの中で、改めて自分がやりたいことや、現場に立ち続ける意味を考えることができたように思います。

 これからもコーチとして、理学療法士として、現場に寄り添いながら活動を続けていきたいと思います。今回の大会に関わってくださった選手、保護者、スタッフの皆さん、本当にありがとうございました。












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