トップページ > スタッフブログ > 【蔵本達也のドイツ社会人留学リポート】Vol.45 フランクフルトでのオステオパシー勉強会とフラッグフットボール視察

スタッフブログ

【蔵本達也のドイツ社会人留学リポート】Vol.45 フランクフルトでのオステオパシー勉強会とフラッグフットボール視察

2026/06/23


皆さんこんにちは。
ドイツにも本格的な夏がやってきました。本日、6月19日の最高気温はなんと35℃。つい先週までは最高気温が23℃前後だったので、この1週間で一気に真夏のような暑さになりました。
朝晩は比較的涼しい日もありますが、日中との寒暖差が大きく、体調管理が難しい時期でもあります。ドイツに住み始めて改めて感じるのは、気候の変化が本当に激しいということです。
急激な気温の変化は、自律神経の乱れや睡眠の質の低下、頭痛や倦怠感など、さまざまな不調につながることもあります。私自身も、日々のコンディショニングや身体のケアの大切さを改めて感じています。
そんな中、今月もたくさんの学びと新しい出会いがありました。今回は、フランクフルトで参加したオステオパシーの勉強会と、フラッグフットボール日本代表チームの強化遠征視察について書いていきたいと思います。

私は2〜3か月に1回のペースで、フランクフルトで開催されているオステオパシーの勉強会に参加しています。毎回テーマが設定され、座学だけではなく、実際に身体に触れながら学ぶ実技中心の勉強会です。
今回のテーマは、「頭痛に対する硬膜の調整」と「頭蓋仙骨療法(クラニオセイクラルセラピー)」でした。
頭痛は多くの方が抱える症状の一つですが、その原因は筋肉の緊張や姿勢だけではありません。頭蓋骨や仙骨、そしてそれらをつなぐ硬膜の緊張バランスが関係している場合もあります。頭蓋仙骨療法では、身体が本来持っている自然なリズムや動きを感じ取りながら、非常に繊細なアプローチを行います。一般的なマッサージのように強い力を使うわけではなく、むしろ「どれだけ余計な力を抜けるか」が重要になります。

今回の勉強会でも、参加者同士で実際に施術を行いながら、どのように触診するのか、どの方向にベクトルを合わせるのか、どの深さまで意識を向けるのかという細かな感覚を、一つひとつ確認していきました。頭蓋や仙骨、硬膜の調整では、ほんのわずかな圧の違いや角度の変化によって、感じられる反応が大きく変わります。適切な触診、適切な深さ、適切なベクトルが一致した瞬間に、身体の内側から伝わってくる微細な拍動を感じることがあります。
講師の石川先生は、その拍動が身体の良い反応の一つであると話されていました。
実際に私自身も、圧が強すぎたり、ベクトルが少しずれていたり、わずかな感覚の違いによって拍動を感じられないことが何度もありました。頭では理解していても、手の感覚として落とし込むことは決して簡単ではありません。しかし、このような繊細な技術だからこそ、何度も経験を積み重ねることが何よりの近道だと感じています。
知識として知っていることと、実際に再現できることはまったく別物です。繰り返し触れ、考え、修正しながら少しずつ精度を高めていく。その積み重ねこそが、施術者としての成長につながるのだと思います。
新しい知識や技術を学び、自分の引き出しを増やしていける環境があることを当たり前と思わず、感謝の気持ちを持ちながら、これからも一歩ずつ成長していきたいと思います。

もう一つ、今月の大きな出来事がありました。
まだ正式にお伝えできる段階ではないため詳細は控えさせていただきますが、フランクフルトで開催されたフラッグフットボールの大会を視察する機会をいただきました。
今回は、日本代表チームが強化遠征の一環として大会に参加されるということで、メディカルスタッフの方々、監督、マネージャーの方々とお会いする機会をいただきました。短い時間ではありましたが、さまざまなお話をさせていただき、とても貴重な時間となりました。
また、試合も少しだけ観戦することができました。実は、私自身がフラッグフットボールを生で観戦するのは今回が初めてでした。
フラッグフットボールとは、アメリカンフットボールをベースにした競技で、タックルの代わりに腰につけた「フラッグ」を取ることでプレーを止めるスポーツです。激しい接触プレーを減らしながらも、アメリカンフットボールの戦術性やスピード感を楽しむことができます。
実際に試合を観戦して感じたのは、想像以上に俊敏性や判断力、そしてチームとしてのコンビネーションが求められるスポーツだということです。限られた時間の中で状況を把握し、一瞬で最適なプレーを選択する。選手同士のコミュニケーションや連携も非常に重要で、高い戦術理解が必要になります。
普段はサッカーに関わることが多い私にとって、他競技に触れることは非常に新鮮で、多くの学びがあります。競技が違えば、求められる身体能力や技術、メディカルサポートの視点も変わります。しかし、その一方で、どのスポーツにも共通して活かせる部分が数多くあります。
ドイツに来てから、私はサッカーだけでなく、馬術、ハンドボール、陸上競技など、日本にいた頃には関わることのなかったさまざまなスポーツに携わる機会をいただいています。
それぞれの競技に特有の課題があり、身体の使い方があり、求められるコンディショニングがあります。多くの競技を経験することで、新しい視点や発想が生まれます。
「この考え方はサッカーにも応用できる」「このアプローチは他の競技にも活かせる」。そんな気づきが日々増えていきます。
一つの競技を深く学ぶことも大切ですが、さまざまな競技を経験することで見えてくるものもあると感じています。こうした経験の一つひとつが、今後の施術やトレーニング指導、そして選手サポートの質をさらに高めてくれるはずです。
技術は一日で身につくものではありません。知識も経験も、人とのつながりも、すべては日々の積み重ねの先にあります。

今回の勉強会で得た繊細な感覚やフラッグフットボールの現場で感じた競技特性やチームの熱量。そのすべてを今後の活動に活かしながら、さらに成長していきたいと思います。
学べる環境があり、新しい出会いがあり、挑戦する機会をいただけることに感謝しながら、一歩ずつ前へ進んでいきます。
今後も、一人でも多くの方の健康やパフォーマンス向上に貢献できるよう、日々努力を積み重ねていきます。
これからも温かく見守っていただけると嬉しいです。









飛翔会の整形外科クリニック


スポーツ支援活動実績