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№1「きれいな動きが正しいトレーニング成果を導く」

 ストレングス&コンディショニングコラム

2020/07/16

このコラムを読まれている方は、少なからず何らかの目的でトレーニングをされている方(もしくはこれからトレーニングを始めようと思っている方)だと思います。各言う私もそうですが、トレーニングをするにあたって、できるだけ短時間で、できるだけ理想の結果を出したいと考えたことがあるのではないでしょうか。今回は、どうすれば、自分の望んだトレーニング効果が出やすいかというお話をしていきたいと思います。

トレーニングをするということは、何らかの形で身体を使うということになります。そこには常に「動き」を伴うということです。ここでいう「動き」とは、「歩く」・「走る」といったような動作そのものもですが、座って食べるとか立って話をするなどの「座る」・「立つ」といった姿勢の維持も「動き」の一つとして考えます。つまりトレーニングをする以上、「動き」を無視するわけにはいきません。そのためトレーニングをするときは「正しいフォーム(動き)で行いましょう!」などという言葉をよく耳にすると思います。

「なぁんだ、そんなことか」と思われるかもしれません。しかし、私も経験上、エクササイズの正しいフォーム(動作)をいくら指導しても、その動作が出来ない方がおられます。「正しいフォームはこうですよ」とか「こういう動作をしてください」など、手を変え、品を変えではないですが、「理想的な動き」をお伝えしても、それがなかなか伝わらないのです。つまり、分かっているし、知っているけどできないということです。皆さんの中にも何度言われても、分かっていてもうまく動けないなんて方もおられるのではないでしょうか?

「正しい動き」というのは、それを知っていればできるというものではありません。正しい動作(きれいな動き)をするには3つのポイントがあります。それは、「体が柔らかいこと」、「体がブレないこと」、「動きに無駄がないこと」の3つです。簡単に1つ1つを説明していきますね。「体が柔らかい」というのは「可動性がある」ということで、各々の関節が自身の正常な可動範囲を痛みなく動けるということです。「体がブレない」というのは、「安定性がある」ということで、動きの中でしっかりとした軸があるということです。「動きに無駄がない」とは「一定の動作パターンに沿っている」ということで、すべての関節が絶妙なタイミングで動いているということです。

動きの「可動性」・「安定性」・「動作パターン」という3つの要素が揃って、初めてきれいな動作ができるということになります。この3つのポイントのどれか1つでも欠けると、いくら正しい動きを知っていたとしても、それができないのです。3つの要素のうち、出来ない要素のことを「ウィークポイント(弱点)」といい、トレーニングの効果を妨げるポイントとなります。そして、トレーニングをする前には、このウィークポイントを少しでも改善しておく必要があります。トレーニング前に弱点を修正しておくことで、トレーニング効果は何倍にもなり、より短時間で目標に到達することができるでしょう。

飛翔会グループでは、この動作をチェックして改善するシステムとしてFMS(ファンクショナル・ムーブメント・スクリーン)を導入しています。FMSで動きをチェックして、弱点を見つけ、それを修正してトレーニングに臨むことで、効率的により良いトレーニング効果を引き出せるように、クライアント様のサポートシステムを確立しています。お気軽にお問合せください。

CSCS
FMS Lv1&2トレーナー
髙橋 大輔

飛翔会の整形外科クリニック


スポーツ支援活動実績 物販事業