HISHOKAIグループ　医療法人社団 飛翔会

皆さん、こんにちは！
6月に入り、ドイツもいよいよ夏らしい気候になってきました。日差しはかなり強くなり、晴れの日はとても気持ち良いのですが、日中はかなり暑さを感じる日も増えてきました。日本のようにエアコンが完備された建物は少なく、ドイツでは自然の風を取り入れながら暑さをしのぐ文化が主流です。そのため、室内でじっとしているよりも、むしろ外に出て風を感じながら過ごす方が快適に思えることがよくあります。日陰に入ると意外と涼しく、日本とはまた違った夏の楽しみ方ができるのが面白いところです。
さて、今回はそんなドイツでの最近の私の運動習慣や、現地のスポーツジムの体験についてお話してみたいと思います。日本との違いや、ドイツ人の健康に対する意識なども感じることが多かったので、皆さんにも少しでも現地の雰囲気をお伝えできれば嬉しいです。

　私はここ最近、朝のランニングを生活に取り入れています。きっかけは「少しでも健康を維持したい」というシンプルな思いからでした。パーソナルトレーナーや整体の仕事柄、つい仕事中は「人に運動させる側」になりがちで、自分の運動はおろそかになりがちだったのですが、やはり自分自身の身体づくりが一番の説得力にもなりますし、健康のためにも継続的な運動は欠かせません。今は、仕事の前に約20分ほど走ることを習慣にしています。職場の近くには大きな公園があり、ちょうど良いランニングコースが整備されているので、とても助かっています。
ドイツの冬は日照時間が非常に短く、朝9時頃になってようやく明るくなり、夕方16時過ぎにはもう暗くなってしまいます。そのせいか、冬の間はなかなか朝のランニングが難しいのですが、今の季節は朝早くから太陽の光を浴びられ、夜も21時頃まで明るいので、自然と身体も動かしたくなる気分になります。
特にこの公園は自然豊かで、ランニングコースの両側には大きな木々が生い茂り、時折リスや鳥たちの姿も見かけます。小さな川も流れていて、走るのにとてもいい環境です。朝の静かな空気の中で自然を感じながら走ることで、心もリフレッシュされ、一日の良いスタートを切ることができます。これからもこの習慣はぜひ続けていきたいと感じています。

　加えて、最近はドイツのスポーツジムに体験で行ってみました。普段は自分のスタジオでのトレーニングやセルフトレーニングが中心ですが、「他の環境ではどうなのか？」「日本と違いはあるのか？」という興味が湧いてきたのがきっかけです。
今回ジムを見て感じたことは、全体的に「シンプルで実用的な空間が好まれる」という点です。日本のジムでは、スタジオプログラムが豊富だったり、ラウンジが設けられていたり、時に「リラックスできる空間」としての要素も強いところが多い印象ですが、こちらでは基本的に「運動のための場所」という雰囲気が前面に出ています。
マシンやフリーウエイトの設備はとても充実していて、利用者の多くが自分のトレーニングメニューを決めて、集中して黙々と取り組んでいる姿が印象的でした。日本のジムにありがちな「おしゃべりしながら」「何となく時間を過ごす」といった空気はほとんど見られず、皆さんトレーニングそのものをしっかり目的意識を持って行っている様子でした。
もちろん、ヨガやピラティスといったグループレッスンも用意されてはいますが、全体の比率としては少なめ。むしろ、「自分で鍛えて、自分の身体をつくる」という文化が根付いているのだと感じました。
また、ジムの利用料金も比較的リーズナブルで、日本に比べて月会費は安めなところが多いです。そのぶん、シャワーの設備などは必要最低限、といったスタイルが一般的です。

　こうして日常的に運動をする中で改めて感じるのは、多くのドイツ人が非常に健康に対して意識が高いということです。街中を歩いていても、ランニングしている人や、自転車で通勤・通学している人が本当に多く見られます。
さらに、ドイツは都市部であっても広い公園がたくさんあり、自然の中で気軽に身体を動かせる環境が整っています。わざわざ「特別な運動の時間」を作らなくても、普段の生活の中に自然と身体を動かす機会がある点は、日本との大きな違いかもしれません。
有酸素運動と筋力強化をバランス良く取り入れることは、健康維持のためにとても大切な要素です。身体が軽やかに動く状態を保つことは、怪我や病気の予防にも繋がりますし、何より日々の生活の質を高めてくれます。
私自身も、これからもこうした習慣を大切にしつつ、自分自身の身体作りにしっかり取り組んでいきたいと思います。皆さんも、ぜひご自身のライフスタイルに合った形で、無理のない範囲からでも運動を取り入れてみてくださいね。
それではまた、次回のブログでお会いしましょう！