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整形外科・内科疾患について

頸椎椎間板ヘルニア

2011/07/26

原因
椎間板は先天的素因に加えて加齢、過度の負荷(交通事故、スポーツ)、外傷などの外的因子によって変性し機能障害を伴います。多くは椎間板の退行変性に基づく線維輪断裂部からの髄核脱出です。通常、後方ないし後側方へ脱出し、神経根あるいは脊髄を圧迫します。頚椎は胸椎と比べると、運動は多様かつ高頻度であり、小さな椎体、関節包は緩く、靭帯も薄く弱いです。この特徴のため、頚椎の可動性を許容する椎間板、関節の部分は特に退行変性の好発部位となるとともに、外傷による影響も大きくなることも関係してきます。
傾向:30~50歳の男性に多く、多発部位はC5/6,C6/7,C4/5の順です。
 
症状
頸椎症状

  • 後頭・頚部から肩甲・背部のこり、不快感、疼痛などと頸椎運動制限が先行します。
    通常、頸椎の伸展強制で増悪し、安静にて軽快します。

  • せきやくしゃみによって疼痛が生じることもあります。

  • 外傷発生の場合、受傷直後のほか数時間あるいは一両日経って亜急性に発症することもあります。


神経根症状

  • 一側の肩甲骨周辺の疼痛、上肢へ放散する疼痛、前腕や手指のしびれと感覚障害、脱力、筋委縮、筋の線維性攣縮などを認めます。

  • まれに両側性に発症します。


脊髄症状

  • 感覚障害は分節的な分布を示さず、手指、手掌全体に及びしびれ感が主体で、さらに体幹、下肢に広がります。

  • 運動系では書字、更衣、食事動作時の巧緻運動不全を訴えます。

  • 下肢痙性麻痺では、階段下降時に手すりを必要とする、走れない、ジャンプできない、などが特徴的です。

  • 排尿不全、頻尿を自覚することも少なくないです。(畜尿機能障害、排尿遅延、尿勢低下、残尿感)


保存療法
脊髄症状に対して保存療法は無効です。頸椎の安静、特に伸展・側屈位を避けるように説明し、自己管理させます。また、頚椎カラーなどを用います。牽引療法や消炎鎮痛薬、筋弛緩薬を用いた薬物療法、理学療法士による徒手療法、筋力強化訓練、生活指導(枕の高さに注意するなど)など行います。症状が軽快しても頚椎の過伸展や回旋などの激しい動作は控えるように指導します。
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