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№28筋トレを成功に導く その③ ~インナーマッスルを考える~

 ストレングス&コンディショニングコラム

2022/11/02

こんにちは(^^)
ケアウイング曙トレーニングセンター契約トレーナーの髙橋です。
今回も筋トレの素朴な疑問を考えていきたいと思います。

「インナーマッスル」って聞いたことがある人が多いのではないでしょうか。
競技スポーツのトレーニングでかなり古くから注目されている筋肉です。
最近では、一般の方の身体づくりのトレーニングや腰痛や五十肩などの予防トレーニングなどでも話題に上がることが増えてきていますね。

今回はこの「インナーマッスル」について書いてみたいと思います。

【インナーマッスルの始まり】
そもそもインナーマッスルが注目され始めたのは、肩関節のローテーターカフ(回旋筋腱板)と呼ばれる筋群のトレーニングからになります。
当時、野球やテニスなどの競技動作などで起こる肩の障害に関与しているのがこのローテーターカフの機能低下であること指摘されるようになりました。
そしてこの筋群をトレーニングすることで、障害の予防が出来るということから盛んにおこなわれるようになりました。
その時に、肩関節を外側から覆う三角筋をアウターマッスルと呼び、その内側から覆うローテーターカフをインナーマッスルと呼ぶようになりました。

【四肢におけるインナーマッスル】
インナーマッスルの基本的な役割は、運動における動作関節の安定性を高めることにあります。
そのため様々な方向に動くことのできる球関節と呼ばれる関節構造をしている、肩関節と股関節に見られます。
球関節とは肩甲骨や骨盤にみられるお椀状の関節面に腕や脚の骨の先端の骨頭と呼ばれる部分が球状になってはまるような関節です。(下図参照)
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あらゆる動きに対応できる反面、腕や脚の骨頭を関節面の正しい位置に保っておくのが難しい関節でもあります。
そして骨頭を関節面に吸い付けるようにして正しい位置に保つ働きをしているのがインナーマッスルになります。
特に、動きが大きい肩関節においてインナーマッスルの役割が重要になってくるのは想像に難くないですね。

構造的にも関節面が深く骨頭にある程度覆いかぶさる股関節よりも、関節面が浅く骨頭が不安定になりやすい肩関節におけるインナーマッスルの働きは必然的の大きくなってきます。

【体幹におけるインナーマッスル】
体幹におけるインナーマッスルは、腹圧を高めて腰部を守る筋肉として働いています。
腹腔と呼ばれる部分を上下前後左右から覆っています。
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もう少し具体的に言うと、上から蓋をするような筋肉(横隔膜)と下の底になる筋肉(骨盤低筋群)、周りを取り囲む筋肉(腹横筋)、そして後ろでそれらをつなぐ筋肉(多裂筋)になります。
これらの筋肉が体の中で働いてくれて、腰部の安定性が保たれ、痛みやけがの予防をしてくれています。

細菌ではこれらのインナーマッスルに加えて、腹斜筋などのアウターマッスルなども腰部の固定に関与していると言われていますが、これはまたの機会に書いていきたいと思います。

いずれにしても、インナーマッスルの働きは関節や身体の部位を安定させることにあります。
筋トレでは体表の見えるアウターマッスルに注目されがちですが、アウターマッスルを上手に鍛えるにはインナーマッスルの働も重要になってくるということですね。
インナーマッスルの働きを知って、より効果的に身体を鍛えていきましょう!

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CSCS
鍼灸師
髙橋 大輔

飛翔会の整形外科クリニック


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