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【蔵本達也のドイツ社会人留学リポート】Vol.4 ジュニアandジュニアユース世代のヨーロッパ大会に帯同しました

 スタッフブログ

2023/01/27

皆さん、こんにちは。
ドイツ生活9ヶ月目に突入致しました。ドイツの冬はとても寒く、12/13現在のケルンの気温は−5度と凍えるような寒さです。ドイツではクリスマスマーケットが有名ですが、先週私も語学学校の友人と行ってきました。
また、語学に関しては、友人との会話は少しずつドイツ語が聴き取れるようになり、生活にも慣れて来ました。サッカーチームの同僚や選手とも良好な関係を築いています。語学学校では、友達もできて、一緒に遊んだり、話したり、食事をしたりして楽しく生活できるようになりました。
私は現在、知人の紹介で本業の理学療法士とは別に、週に一回ベルギーに住む小学生を対象にサッカーの指導もしています。元々サッカーをしていましたし、子供が好きなこともあり、いつも楽しくコーチをしています。もちろん怪我をしないように、ウォーミングアップやストレッチを行ったり、サッカーの技術的なことも指導しています。私が大切にしていることは、始まりと終わりの挨拶、そして人が話している時の態度や身の回りの整理整頓など、人間力を高めるための指導に力を入れています。サッカー以前に人として成長してほしいと思い、厳しくしております。サッカー面に関しては技術面も大切ですが、サッカーを楽しむことに重きを置いて子供たちと一緒にサッカーを楽しんでいます。

さて、今回のテーマですが、私の知人のご縁にてヨーロッパ在住のU-11.13EU JAPAN代表チームのコーチ兼、理学療法士として帯同させていただく機会をもらいました。ヨーロッパに住むU-11.13の日本人(ダブル※1)の子を含む)の選抜を選考し、EU JAPAN代表チームにて、2022/10/21-10/23までオランダ遠征に帯同致しました。そのことについて話したいと思います。
参加している選手は、ドイツ、オランダ、フランス、イギリス、スイス、ハンガリーと世界各国から招集されています。大会は毎年この時期に行われるそうです。選考基準ですが、夏にEURO-Jという大会がドイツのフランクフルトにて行われ、その大会の優秀選手が今回の大会に参加する形になっています。
私は、サッカーの戦術や技術指導だけではなく、ウォーミングアップやクールダウンを行ったり、試合前後の怪我の対応など幅広く選手のサポートをさせていただきました。ホテルに帰ってからも選手の施術やケアを行いました。身体について質問する選手が多く、とても意識が高いなと感じていました。また大会前に事前zoomミーティングがあり、その際に身体のケアや怪我予防のためのエクササイズについてお話する機会もいただきました。

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3日間という短い期間でしたが、選手の成長はとても素晴らしいものでした。身体のケアももちろんですが、サッカー戦術に関しても、真剣な眼差しで耳を傾け、何かを吸収しようとする姿勢は子供ながら素晴らしかったです。また、なるべく選手間でのミーティングを主体とし、自主的に意見を言い合うことで、自主性が高まったと思います。何より、初日から名前をすぐに覚え、気付けば常に話をしている様子を見て、そのコミュニケーション能力の高さに驚かされました。この能力は大人になってからも重要になるので、その才能を是非高めてもらいたいです。
結果はU-11は8チーム中準優勝、U-13は8チーム中5位の結果に終わりました。とても悔しかったですが、選手たちはよく頑張ってくれたと思います。

今回本当に貴重な体験をさせていただきました。ジュニア&ジュニアユース世代での対応で、今まであまり関わったことのないカテゴリーでしたが、とても楽しく仕事をすることができました。日本にいた時は、ヨーロッパでこのような大会があること自体知りませんでしたが、今回のニュースで是非日本の皆さまに広めていきたいと思い投稿しました。

私の目標はドイツ・ブンデスリーガの理学療法士になることですが、もう一つの目標として日本に住む日本人やヨーロッパに住む日本人の為に、自分ができる事をしたいと思っています。例えば、日本からくる選手や理学療法士のサポートやアドバイスなど、できることはたくさんあると思います。日本人は、とても丁寧な対応と技術を持っていると現地で言われています。日本にいた時は、ヨーロッパの技術は凄いんだろうなというイメージばかりでしたが、日本の技術や治療はとても素晴らしいと思います。僕自身も学びに行くよりも、今まで飛翔会で学んだことや、日本のセミナーで学んだことをドイツでチャレンジし、海外の選手からも良い印象を与えたい、そして飛翔会や日本の技術や知識はとても素晴らしい事を伝えて行きたいと思っています。そのためにも多くの繋がりをつくり、丁寧な対応を心がけていきたいと思います。これからも頑張ります。

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※ダブル1:国際児、例)父親が日本人、母親がドイツ人との間に生まれた子ども

飛翔会の整形外科クリニック


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