寛田クリニックでは、難治性の足底腱膜炎をはじめとする慢性的な痛みに悩む患者様へ、最新の集束型体外衝撃波疼痛治療装置「BTL-6000 フォーカス」を導入いたしました。薬やリハビリで改善が見られない痛みに対し、切らずに組織の修復を促す新しい選択肢を提案いたします。
集束型体外衝撃波治療とは?
集束型体外衝撃波治療(ESWT)とは、非侵襲的に組織へエネルギーを伝播させ、疼痛緩和や筋骨格系疾患の治療に利用される方法です。1980年代の結石粉砕術から医療応用が始まり、現在では整形外科領域で広く活用されています。
当院の装置:BTL-6000 フォーカス
当院では、国内で「難治性の足底腱膜炎」に対する疼痛の除去・緩和の承認を得ている集束型の装置を採用しています。
最新テクノロジーを搭載した「BTL-6000 フォーカス」は、高いエネルギー密度を安定して発生させ、患部へ精密にアプローチすることが可能です。
接骨院などで見かけるマッサージ目的の拡散型(ラジアル型)と出力は10倍程度強力であるため、集束型衝撃波の取り扱いは医師の常駐する医療機関のみで可能な機器で難治性の足底腱膜炎に対して健康保険適用となる医療機器です。
集束型のメリット
発生させた衝撃波エネルギーを特定の深度(焦点)に集束させることで、標的組織まで集中的に伝達させる技術です。患部に対してピンポイントで強力なエネルギーを届けることができます。
電気音響方式の特徴
BTL社独自の「電気音響方式」は、施術中にエネルギーをモニタリングすることで、強度のばらつきを抑え、再現性の高い治療を実現します。
深さの調整
3種類のカップリングパッド(S・M・L)を切り替えることで、浅い部位から最大65mmの深部まで、症状に応じた的確な照射深度の調整が可能です。
対象となる疾患
保険適用
- 難治性の足底腱膜炎(半年以上の保存療法で改善しないもの)
自由診療(効果が期待される疾患)
- 腱・腱膜の疾患:足底腱膜炎(難治性以外)、アキレス腱の炎症、テニス肘、野球肘など
- 骨の疾患:疲労骨折、オスグッド病など
- その他の疾患:シンスプリント、石灰沈着性腱板炎、ばね指、腱鞘炎など
難治性の足底腱膜炎(半年以上の保存療法で改善が見られないもの)を除き、集束型体外衝撃波治療はすべて自由診療となります。
本治療は、腱・腱膜疾患、骨の疾患、その他の運動器疾患に対して、症状の改善が期待される治療法の一つとして実施されるものですが、すべての方に同様の効果が得られることを保証するものではありません。
疾患の種類、病態の進行度、既存治療への反応、生活背景などにより、治療効果には個人差があります。また、症状の改善が十分に得られない場合や、期待した効果が現れない場合もあります。
そのため、診察・検査により適応を慎重に判断したうえで、治療の目的・期待できる効果・限界について十分にご説明し、ご理解・ご納得いただいた場合にのみ治療を行います。
衝撃波治療の作用メカニズム
衝撃波を照射することで、細胞への物理的な刺激(メカノトランスダクション)が生じることで、血管新生やコラーゲン産生を促す成長因子が発生し、自己治癒力が促進されます。これにより、痛みの原因物質の発現を抑制し、患部を根本から改善へと導きます。
メカノトランスダクションの仕組み
衝撃波が患部に到達すると、細胞レベルで以下のプロセスが起こります。- 物理的刺激(Input): 衝撃波による急激な圧力変化が、細胞膜や細胞内の構造をわずかに変形させます。
- 信号変換(Transduction): 細胞がその「変形」を検知し、化学的な信号へと変換します。これがメカノトランスダクションの核心です。
- 生物学的応答(Output): 血管新生やコラーゲン産生を促す成長因子が放出され、組織の修復(自己治癒力)が始まります。
なぜ他の治療法(電気治療やマッサージ)ではメカノトランスダクションが起きにくいのか
他の治療法(電気治療やマッサージ)と集束型体外衝撃波治療の決定的な違いは、**「細胞の修復スイッチを押し切るだけの圧倒的なエネルギー密度と到達深度」にあります。
皮膚や脂肪層でエネルギーが拡散し、深部の細胞を変形させるまでには至らない。
物理的な圧力変化ではなく、電気信号によるアプローチのため。
(BTL-6000 Focus)
特定の深さにエネルギーを集中させ、細胞に直接「変形刺激」を与えられるため。
治療の特徴
- 非侵襲的:皮膚を傷つけず、副作用のリスクが非常に低いため安心です。
- 短時間:1回の施術時間は約10〜15分程度と短いです。
- 入院不要:施術直後から歩行が可能で、すぐに帰宅し日常生活に戻れます。
- 再現性:設定を確認しながら、常に安定したエネルギーを照射します。
施術の流れ
- 医師による診察:症状を確認し、超音波診断を行い、治療部位を正確に特定します。
- 準備:患部に専用の導電用ジェルを塗り、症状に応じたパッドを選択します。
- 衝撃波の照射:アプリケーターを当て、痛みの箇所に応じた方法で照射します。
- 終了:ジェルを拭き取り終了です。次回の予約を確認してご帰宅いただけます。
費用について
| 診察・画像検査 (エコー・MRI等) |
保険診療 足の痛み等の原因を特定するための診察、および画像診断(超音波エコー・MRI等)には、通常の健康保険が適用されます。 |
|---|---|
| 難治性の足底腱膜炎 |
保険診療:5,000点(一連につき) ※3割負担で窓口支払額 約15,000円(再診料等除く) |
| その他の疾患 (腱鞘炎・スポーツ障害等) |
自由診療:一般 11,000円(税込)、学生 5,500円(税込) ※保険適用外の疾患に対する衝撃波治療は、自由診療となります。 |
※診察の結果、治療の適応を医師が判断いたします。衝撃波治療を自由診療として行う場合、同日の診察料等も自由診療の扱いとなります。詳細については診察時にご説明いたします。











