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首の治療について

首の痛みや肩から腕にかけてのしびれは、単なる肩こりではなく、頚椎や神経、筋肉・筋膜の障害が背景にあることがあります。 若い世代ではスポーツや外傷による障害、働き盛りでは長時間のデスクワークや不良姿勢による頚肩腕症候群、中高年では「頚椎症」や「頚椎椎間板ヘルニア」、「頚椎症性脊髄症」などが代表的です。 さらに、「胸郭出口症候群」や筋膜の癒着による症状など、画像だけでは判断が難しい原因も少なくありません。 寛田クリニックでは、丁寧な問診とMRI・エコーなどの画像診断、理学所見を組み合わせ、症状の原因を丁寧に見極めます。その上で、リハビリテーションや注射治療など、病態に応じた適切な治療を提供します。

頚部の画像診断

首や肩、腕のしびれや痛みでは、レントゲンだけではわからない異常が隠れていることがあります。 特に、神経の圧迫や椎間板の障害、脊髄への影響が疑われる場合には、MRI検査が重要です。

MRI(磁気共鳴画像撮影装置)
頚椎椎間板ヘルニア、頚椎症、神経根や脊髄の圧迫の有無を確認します。 首から肩、腕のしびれや痛みの原因が、どの高位で起きているのかを把握する上で重要な検査です。
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超音波検査(エコー)
筋肉や筋膜、末梢神経周囲の状態をリアルタイムで観察します。首や肩周囲の筋緊張、胸郭出口周辺の評価、ハイドロリリースのガイドにも用います。
徒手的検査(理学所見)
神経症状の分布や誘発テスト、筋力・感覚・反射の評価を行い、症状の原因が頚椎由来なのか、肩や末梢神経、胸郭出口由来なのかを鑑別します。

主な首の疾患

若年〜働き盛りに多い疾患

頚椎椎間板ヘルニア
頚椎の椎間板が飛び出し、神経根や脊髄を圧迫することで、首の痛み、肩甲部痛、腕のしびれや痛み、筋力低下などを引き起こします。
胸郭出口症候群
首から腕へ向かう神経や血管が、鎖骨周囲や斜角筋の間で圧迫されることで、腕のしびれ、だるさ、握力低下などが生じます。なで肩の方やスポーツ選手にもみられます。
むち打ち症(頚椎捻挫)
交通事故や外傷後に、首の痛み、可動域制限、頭痛、肩こり感などが続く状態です。筋・筋膜性の痛みだけでなく、深部組織の障害が関与することもあります。

中高年に多い疾患

頚椎症
加齢により椎間板や骨、靭帯が変性し、首の痛みや動かしにくさを生じる状態です。
頚椎症性神経根症
神経の出口が狭くなり、肩から腕、手指にかけてのしびれや痛みが出現します。頚椎椎間板ヘルニアと似た症状を示すことがあります。
頚椎症性脊髄症
脊髄そのものが圧迫される病態で、手の使いにくさ、細かな動作の障害、歩行の不安定さなどが現れることがあります。進行例では早めの専門的判断が重要です。
頚肩腕症候群
長時間のデスクワークや姿勢不良などを背景に、首から肩、腕にかけての痛みや重だるさが続く状態です。局所だけでなく、姿勢や筋力バランスの評価が重要になります。

頚部の代表的な治療

痛みやしびれが強い時期に無理をすると、症状が長引くことがあります。
まずは薬物療法や注射治療などで痛みの悪循環を抑え、症状が落ち着いてきた段階でリハビリテーションへつなげていきます。

薬物療法・注射・安静指導

薬物療法
痛みやしびれの程度に応じて、消炎鎮痛薬や神経障害性疼痛治療薬などを用います。
神経ブロック注射
神経周囲の炎症や興奮を抑え、痛みの悪循環を断ち切ることを目指します。症状が強く、日常生活に支障が大きい場合に有効なことがあります。
エコーガイド下ハイドロリリース
エコーで確認しながら、筋膜や神経周囲の癒着が疑われる部位に薬液を注入し、滑走性の改善と痛みの軽減を図ります。

頚部のリハビリテーション

首の症状は、首だけの問題ではなく、肩甲帯・胸郭・体幹の機能低下や姿勢の崩れが背景にあることが少なくありません。
当院では、痛みの軽減だけでなく、再発しにくい身体づくりを目指し、患者様の状態に応じた段階的なリハビリテーションを行います。

運動療法・姿勢指導
頚部深層筋の活性化、肩甲帯の安定化、胸郭の柔軟性改善などを通じて、首への負担を減らします。
デスクワークや日常生活での姿勢、動作の見直しも含めて指導します。
徒手療法・物理療法
筋緊張や関節機能の改善を目的とした徒手療法、疼痛緩和を目的とした物理療法を組み合わせて行います。
肩甲帯・体幹機能の改善
首だけでなく、肩甲骨周囲や体幹の支持機能を高めることで、頚部への負担を軽減し、再発予防につなげます。

よくあるご質問

Q. 首こりだと思っていましたが、腕までしびれます。受診したほうがいいですか?

A.はい。首や肩のこりだけでなく、腕や手指にしびれや痛みがある場合は、頚椎椎間板ヘルニアや頚椎症性神経根症などの可能性があります。 単なる肩こりとして放置せず、早めの受診をおすすめします。

Q. MRI検査は当日に受けられますか?

A.はい、当院にはオープン型MRIを完備しており、基本的には当日の検査が可能です(予約状況によります)。 閉塞感が少ないため、狭い場所が苦手な方でも安心して受けていただけます。
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Q. 頚椎椎間板ヘルニアと言われました。すぐ手術になりますか?

A.必ずしもすぐに手術になるわけではありません。多くの場合、まずは薬物療法、ブロック注射、リハビリテーションなどの保存療法を行います。 ただし、筋力低下が強い場合や脊髄症状がある場合には、手術が必要になることがあります。

Q. デスクワークで首や肩がつらいのですが、リハビリは有効ですか?

A.有効です。首そのものだけでなく、肩甲帯や胸郭、体幹の機能低下が症状の背景にあることも少なくありません。 当院では姿勢や動作を確認しながら、再発予防も見据えたリハビリテーションを行います。

Q. 手術が必要と言われた場合どうなりますか?

A.手の筋力低下が進んでいる場合や、歩行障害など脊髄症状を伴う場合には、手術が必要になることがあります。 その際は、連携する高度医療機関をご紹介し、適切な治療につなげます。

寛田クリニック
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